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イタリアTM本社を訪ねてきました。

こんにちは、TM Racing Japanの梅田です。

今回は上坂氏からの引き継ぎを兼ねてイタリアのペーザロにあるTM本社へ 行って参りましたのでそのレポートです。


私自身2年数ヶ月振りの海外訪問になりますが、 このご時世ということでまずはフライト時間がとても長かったことが印象的でした。

ロシアやウクライナを避けて飛びます。ウィーンまで14時間。


イタリアについて驚いたのはその人の多さ。

ローマの中心駅であるテルミニ駅にはスーツケースを持った旅行客で溢れかえっていました。


TM社はローマから車で4時間ほど、ローマのある地中海側の反対、アドリア海側のペーザロという街にあります。

車で北に30分ほど行くと、Alyenで有名なVyrus社のあるリミニがあります。



今回は打ち合わせの前日にオルトナで開催されたモタードのイタリア選手権を観戦してきました。

偶然にも通り道と言えば通り道。



広くて見渡しの良いCircuito Internazionale d'Abruzzo。



キレイで広いパドック。同じ様なパドックがあと2つ3つあったTM陣営。



冷蔵庫完備。お昼はその場でパスタを作り、食べる。チーズもあり、食後はスイカまで。 選手・スタッフ・お客さん関係なくくつろげるパドック。やりたいことはまさにこういうこと。



JuniorクラスのTMライダー「ルカ・マリア」と。



ターマックOnlyのS4クラスでも多数のエントリー。観客はS4クラスが一番多かった。



MotoGPのようにピット整列時にインタビューが入ります。中継車も居たので多分生放送。


レースはS1クラスでTMのシュミット選手が圧勝したのを見届けて、 旅の目的地ペーザロへ。

日本ではあまり有名ではない?リゾート地、ペーザロ。



TM本社についてまずは打ち合わせ。

今後の計画や生産枠の確保、アフターサービスに対する議論、製品についての打ち合わせ、など多岐にわたったディスカッションが出来ました。


TM Racing Yokohamaの記事が載っているDIRT SPORTを渡してきました。



その場でレクチャーを受ける様子。


その後は工場見学。何と全て撮影OK、SNSもOKという太っ腹の対応。

曰く「隠すことは何もない」とのことでした。

コロナ禍においても投資を続けたTM社は、1年前に隣の敷地に新しい工場をオープン。

今後も拡大をしていくとのことです。

アッセンブリの様子。



SMRが非常に多く売れているとのことでした。



一人が最初から最後まで組み立てを実施するのがTMのこだわり。



別の場所でも。車種毎に担当者が決まっています。



全体の90%はこの工場で組み立てています。



どこもかしこもSMR。日本でも早く見れるように努力します。



エンジンを組み立てている様子。



集中されてますね。



間近で見せていただきました。



多くの従業員の方が笑顔で挨拶をしていただける様子に、TMのコミュニケーション風土が闊達であることを感じ取りました。



Moto3マシン、M3のエンジン。STMの乾式クラッチですね。



M3、購入可能です。本気でご検討の方は私までご連絡下さい。笑



巨大なマシンがずらり。全てイタリア製の機械だそうです。



削り出しの工程を見学しました。



出来上がったパーツを陳列させている様子を撮っている様子。



こうやって作られてるんですね。勉強になりました。



最後は最新の倉庫見学。



1年前に倉庫を新設し、在庫に力を入れているとのこと。目の前の土地も追加で購入して更に施設を増やしていくそうです。



メインフレーム



材料



出荷梱包待ちのバイクたち。



こんなに生産力があるのか、と驚きました。



これはアメリカ行きのバイクたち。まもなく出荷です。



左の小さい箱がeMTBのSINFONIA RR。OHLINS付きのエクスクルーシブなeMTBです。